ラブレター

私の全てでした、全てです。

ここは5階で、とんだらそっちに行けますか、私もう本当になんて言ったらいいのかわからないくらい辛いです、あなたがのこしていったものが私の体内に沢山あってそれが鉛のように重いです、苦しいです、こんな思いするくらいなら今までの全部還元するからあなたにインターネット上で出会う前に戻りたい、本当に苦しい、久しぶりに腕をギタギタに刻んで、それでもまだイヤホンから爆音で聴こえてくるあなたの声が愛おしくて私の動機がうるさくて、腕も腕じゃない見えないどこかもずっと痛いままです、あなたが歌うはずだった歌を私は泣きじゃくりながら大声で歌っています、ここには誰もいません、お別れは約束されていたものでしたか神さま、許さない、もう二度とイヤホン越しにしか聴こえてこない声に吐きそうになります、置いてかないで、なんですかこれは、ポジティブに言って遺作ですか、ネガティブに言って呪いですか、腕にずっと鈍い痛み、あなたは苦しかったですか、最後になにを思いましたか、最後に発した言葉はなんですか、全部歌詞に載せて教えてくださいよ、あなたの言葉選びが作る歌詞が大好きでした、愛おしくて愛おしくてたまりません、なんで、ついこの前のライブでも笑ってたじゃないですか、MCだって事細かに覚えてます、あなたの笑顔も、ライブハウスでのあなたの姿は何より綺麗だと思った、またねって言ったじゃないですか、私本当にあの日あの時何故かこれからもっと凄くなるって無根拠に思えたんです、昔より変われてるって言っていたから大丈夫だと思っていました、それも同じく無根拠に。わたしが誇るべきものはあなたに出会えた事であなたが誇るべきものはあなた自身とあなたが産み落としたもの達です、大好きです、悪い冗談だろってことばかり起こる世の中です、これから先も私の中の鉛のような呪いのようなあなたが歌い続けてくれます、もう呪いだってなんだっていいです、あなたは私が生きている限り私の中では永遠です、生きてます。

ねえナンバガ再結成で夏からツアーもはじまるんですよ、あなたが綺麗だといった令和もはじまるんです。置いていかないで、お願いです。

私は追悼なんてしたくないです、ごめんなさい、「いつでもあたしを君に道連れて。」

本当にずっと思ってます、多分ずっと思い続けるのだと思います、だって私には音楽しかないから、あなたしかいないから、いなかったのに、あなたの作った最高の作品達から溢れ出るあなたの言葉が身を貫いて痛いです、大好きです。沢山の得体の知れないラブをありがとう、足りないです、もっともっともらえると思っていました、全部無根拠、ライブが諸事情で中止になってから気が気じゃなかったです、泣いて泣いて、どうにかなってしまいそうで、それでも訃報だけは違うって思ってました、願ってました、縋ってました、自己暗示のように訃報なわけないと思い続けていました、行こうか悩んでた某バンドとの対バンのライブのチケットまでヤケになって取りました、そうすれば大丈夫な気がして、なんでもいいから縋りたかった、朝に友達から電話が来てたけど無視しました、LINEも全部無視してツイッターも見なかったことにしてそうすれば嘘になるかなだなんて淡い期待、そんなわけないのに、実際そんなわけなかった、本当は諸事情という言葉の時点で察しちゃってたのかもしれません、現実から切り離すようにずっと願っていました、公式から訃報がでるまでのあの二日間地獄のような日々で、でもこれを耐えればきっとまたライブで会えるのだと、思っていたのに、案の定訃報で、あなたがイヤホンから流れてくるたびいまだに涙が止まりません、信じたくなどないです、これからもずっとずっと愛してます。

あなたが本当に死んじゃわないために今はあなたの声を聴くとまだ涙が溢れてたまらないけど私はあなたが産み落とした子供達を大切にします。あなたの帰りを1人で待ってます。

 

 

 

奇しくも貴様は綺麗だ。

ね。